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簿記3級って意味ないの? ~意味がないと言われる理由とメリットをマルっと解説~

2023/08/01

資格情報

簿記3級って意味ないの? ~意味がないと言われる理由とメリットをマルっと解説~

簿記3級にちょっと興味がある方で、簿記3級って実際意味ないんじゃないかという不安を持っていませんか?

確かに簿記3級は資格として使える場面は少なく、意味がないと感じてしまうかもしれません。だから、資格を取って無駄とか、学習時間がもったいないなんてことはにありませんが全くありません!というわけで、今回は、意味がないと言われる理由と簿記3級を学習するメリットを解説してます。

1. 学習に時間・お金がかかる

簿記3級は税理士や会計士と言った国家資格と比べて難易度は高くないですが、それなりの学習期間とお金が必要となります。

学習時間は100時間程度といわれており、期間にすると1〜3ヶ月程度の時間を要します。

また、学習する際は本にしても、資格の学校に通うにしても金が必要になることもあります。

正直、簿記の知識さえあればよく、経理の仕事に先についてしまったなら、資格を取得してなくても同じメリットがあるので、できるだけお金をかけたくない方は、受験しなくてもよいかもしれませんね。

2. 就活や転職において絶対的な切り札と考える

簿記3級でも履歴書にしっかりと書けますが、就活や転職の切り札になるまで期待するのは正直きついところです。就活や転職にこの資格を使いたいなら、取得した経緯やそれをどう役立てるかなどのアピールが必要となります。

簿記3級を取得した後の就活や転職での資格の活かし方としては、①履歴書には書ける、②資格ナシよりは評価は高い、③簿記3級だけでは切り札にはならない、④ほかの資格と組み合わせると評価アップする、という認識を事前に持っておくことは本当に大切です。後でイメージと違うギャップが生まれないようにすることは勉強する上で重要です。やはり、簿記の資格の価値を一気に高めたいなら2級以上が欲しいところです。

このように簿記3級は完全無欠の資格ではありません。それは、簿記3級が確実に職業を保障するものや独占的な地位を約束するものではないためです。そして、残念ながら3級に合格できても、税理士や公認会計士のように国家資格として特定の業務を独占的に行うことを認められる訳ではないので、税理士や公認会計士のような明らかなメリットがないため、資格を取る意味がないと感じる人もいます。

ただし、上述したように3級が全く意味のないものではなく、メリットもたくさんあるので安心してくださいね。

3.簿記3級を取得するメリット

① お金の流れが把握できるようになる

簿記3級の勉強をすることで、お金の流れを正確に把握することができます。

お金の流れを把握できるようになるということは、就活や株式投資の際の企業分析ができるようになります。なぜなら簿記は企業の財務状況を分析する勉強だからです!

四季報などの企業の財務状況の数値を見て分析できる力があるのは、今後の人生でとても役立つことでしょう。

そして、これは企業のお金のだけでなく自分の家計のことでも同じです。買ったものがお金を増やす資産かわかり、食費や交通費など、部類別の支出の数値なども分かるようになります。

それによって、月の収支が正確に分かって、月の貯蓄額や貯蓄率を把握できるようになります。このように仕事や家庭でも広く活かせる知識が得られるのが簿記3級の勉強です。

②  経理の仕事が自分に合っているかわかる

経理や会計の仕事は、簿記の知識を使って仕事をするので、簿記3級の勉強は事前に仕事が向いている把握できる良い機会です。

勉強する中で、自分がどのように感じるのかを考えてみましょう。

例えば、

•勉強が楽しい

•勉強が苦痛

•難しく感じない

•もっとスキルアップしていきたい

•資格のために簿記を勉強してるだけ(無の感情)

実際にどう感じるかを勉強しながらじっくり一度考えてみましょう。事前に自分に合った仕事を把握することは、キャリア形成していく上で、重要になってきます。

③ その他の上位資格のステップアップになる

簿記3級で簿記•会計基礎をしっかりと学べます。上位の資格を取るためのステップアップにいきなり高難易度を資格に挑戦するより、しっかりと基礎を学んだほうが上位資格に合格できる確率が上がりますので、その足がかりとして簿記3級はいい資格です。

活かせる資格としては、企業が求める資格ランキング1位の簿記2級、就活で企業から一目置かれる簿記1級、簿記との組み合わせが強い FP3,2級、企業から引く手あまたの人材と言われる公認会計士、公認会計士と同等、独立開業も可能税理士などなど。

このように将来的に日商簿記2級や更にその上を目指すならば、日商簿記3級は大切な第一歩となります!というのも日商簿記3級で学ぶ内容が、簿記の基本中の基本となる内容を網羅しているからです。

例えば、簿記2級は、簿記3級で学ぶ内容を理解していることを前提に、対象範囲が深く、かつ、広くなります。また、FPの資格を併せて取ればお金のプロとしてのキャリアも上がります。簿記2級や更に上を目指すならば、簿記3級に取り組むことは大いに意味があります。

ただ、簿記2級以上を受験する上で、簿記3級に合格していることは受験前提ではありませんので、いきなり2級以上を受験することはもちろん可能ですが、3級の内容を勉強する必要はあります。なので、力試しとして日商簿記3級に挑戦されることをお勧めします!

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