今年も残りわずかとなってきました。
年内には転職を…と意気込んでいる方もいらっしゃれば、インボイス対応等に追われ年内の転職はやや諦めかけてかけている方もいらっしゃることと思います。
今回は40代の転職状況について触れていきたいと思います。
(年内転職はまだまだ間に合いますので、ご検討中の方は是非ご連絡ください)
◆中堅層(30代-40代)の求人件数の増加
コロナ禍以降、中堅層の求人は増加傾向にあります。全体の求人数は落ちたものの、今まで若年層で求人を出していた企業が中堅層まで年齢幅を上げてきたことが影響しています。
会社が上り調子の時は若年層を自社カラーで育てたい!という思いで募集されていた会社が多かったのですが、ここにきて教育する余裕はない、と至った会社が多かったことが背景にあげられます。
良くも悪くも、という背景ではありますが、中堅層にとっては良い話ではないかと感じます。また、50代に突入してしまった…という方もいらっしゃるかと思いますが、2・3歳程度の誤差はあまり気にされない企業がほとんどです。
◆アフターコロナ_求められるスキルの変化
コロナ禍以前はアナログだった経理職も、在宅勤務(テレワーク)などを経て、求められるスキルも変化しました。直近ではインボイスや電子帳簿保存法に向け、ITリテラシーの要求度合いが上がりました。
今でも手書きで伝票起票をし、部内のメンバー・管理職に回覧後、会計システムに入力をしている会社もあるようですがこれからの経理はアナログでは転職時に大変苦労すること間違いなしです。
転職時の選考では、会計システムだけでなく、請求書管理システムや社内チャット、会議用システム(zoom、google meet、microsoft teamsなど)多岐にわたるシステムに柔軟に対応できる能力があるか、見極められるようになりました。
◆ITリテラシーに自信がなく、不安
とは言っては今までアナログな環境にいた方がいきなりITリテラシーを身に着けることは容易ではないと感じます。また、所属している会社の経営のIT文化への考え方も組織上、大きく影響はしているのではないかと感じます。
なかなか会議用システムなどに触れる機会がない…という方は、個人でオンラインセミナーや会合に参加してみたり、近しい方とオンラインランチをしてみたり、身近なものにすることをお勧めします。
私もオンライン会議をする際に初めて会議用システムを利用する相手の方がいらっしゃいますが、みなさん、結構簡単で便利ですね!と驚かれます。
何事も経験です、是非プライベートでも触れてみてください。
最近は面接も一次面接はWEB面接(オンライン面接)の会社が増えています。その時に使えないとなるとここでもITリテラシーのジャッジが入ります。また、WEB面接(オンライン面接)特有のマナーもありますので簡単にご紹介させていただきます。
・WEB面接(オンライン面接)の時は背景を白にしておく
・顔全体がきちんと収まるようにPCとの距離を確保する
・周りの音がうるさくないか注意する(イヤホン・マイクで対応する)
・ジャケットをしっかり着用する
会議用システムは相手がいなくても起動出来ますので、チェックがまだの方は是非、事前に対策してみてください。
◆身に着けておきたいスキル
さらに直近では、ITリテラシー以外のスキルでいうと、専門職ならではのインボイス対応や電子帳簿保存法に対する知識・知見が求められるようになりました。
全国民がはじめての経験ではありますが主体的に行っていたか、という点を面接では見られていることが多々発生しています。インボイス制度の理解からはじまり、ベンダー探し、導入、運用といった様々な役割がありますが、現職で携われるポジションにいらっしゃるのであれば是非そのあたりも経験として身に着けておくことをお勧めします。
また、40代で求められる事項として今も昔も“マネジメント”があります。中小企業ではさほどマネジメント人数は気にされませんが、40代となると部下の育成or今後部下が出来る、という可能性が高く、チェックポイントの一つとなります。
一人経理の職場の方は難しいかも知れませんが、例えば月末の請求書発行だけ別部署の方と協力して作業をしていた、というときにも自分が先陣をきって行っていたのであればそれもマネジメントまではいかなくともPR出来る材料になります。
◆まだ間にあう、年内転職
経理転職はインボイス、電子帳簿保存法の兼ね合いもあり雇用形態問わず(正社員・契約社員・派遣社員)盛んに行われています。入社時期は年明け以降でもOKな求人も多くありますので、年内に内定を確保しておきたい、という方もまだまだ間に合います。
ご相談があればお気軽にお問合せください☻