私が最近経験した日商簿記ネット試験について、皆さんに感想を紹介したいと思います。

この新しい試験形式は、従来の紙ベースの試験とは異なり、パソコンを使用して受験する方法です。2020年12月から導入されたこの日商簿記ネット試験は、より柔軟性や利便性が向上することが期待されています。私はこの日商簿記ネット試験を受けて、いくつかのメリットやデメリットを細かくご紹介しようと思います！

そもそも日商簿記ネット試験って何なのか？

日商簿記ネット試験は、従来の統一試験（紙で解くタイプ）とは異なり、パソコンを使用して試験を受験する方法です。

この新しい簿記の試験形式は、2020年12月から導入されました。通常の試験センターで、受験者は自分のパソコンを使って試験を行います。この新しい方式により、受験者は従来の紙ベースの試験と比べて、より柔軟性や利便性が向上することが期待されます。

簿記の試験方式は「ネット試験」と「統一試験」の違いはどういう所にあるのか？

簿記の試験方式は2つに分かれています。統一試験は従来の方式で、2月、6月、11月に商工会議所や指定会場で紙で解答する試験です。試験日には制限がありますが、持ち込みも可能です。

一方、ネット試験は新しい形式で、いつでも受験ができます。パソコンを使用してテストセンターで解答し、試験問題は受験者ごとに異なります。試験時間や受講料、合格発表にも違いがあり、日商簿記ネット試験では持ち込みが禁止されていますが、筆記用具はテストセンターで用意されます。簿記1級に関しては統一試験のみが実施されており、自身の都合や好みに合わせて試験方式を選ぶことができます。

私が感じた日商簿記ネット試験を受けて分かったメリット

私が感じた日商簿記ネット試験を受けて分かったメリットは以下の通りです。

● ネット試験の方が簡単だから楽！統一試験よりも安定感があり、合格を目指せる印象があります。

● 自分のタイミングで試験ができるので最大の強み。緊張せずに自分のペースで受験できます。

● 試験終了後、すぐに合否がわかるのが良い所。結果を待つ必要がなく、次の行動につなげやすいです。

ネット試験の方が簡単だから楽！

日商簿記ネット試験は、統一試験と比べて簡単だと正直に感じました。統一試験には問題の捻りや運の要素があり、はずれの回も存在します。

しかし、日商簿記ネット試験は9割以上が問題集レベルで、安定していると感じました。簡単というよりも安定しているという表現がぴったりです。ただし、生半可な理解では解けないかもしれません。要点をしっかり押さえていれば合格を目指せる印象があります。

自分のタイミングで試験ができるので最大の強み

日商簿記ネット試験は、試験が始まる前に受験者が自分のタイミングで開始ボタンを押すことができます。

パソコンで受験者ログインを行った後、キーボードやマウスの動作確認や回答のイメトレ、深呼吸などをすることができます。私は緊張しがちなので、自分のペースで試験を始めることができることはありがたかったです。

さらに、日商簿記ネット試験では受験者は自分の心の準備を整えるために時間を取ることができます。試験を始める前に、キーボードやマウスの動作確認を行うことで、自信をつけることができます。また、回答のイメトレや深呼吸をすることで、緊張をほぐすことができます。

私自身、緊張しやすい性格なので、自分のペースで試験を始めることは非常に助かります。試験が始まる前に少し時間を取ることで、集中力を高めることができますし、落ち着いて問題に取り組むことができます。

日商簿記ネット試験の一つの利点は、受験者が自分の状態を整えるために柔軟な時間を取ることができることです。試験が始まる前に自分のペースで準備をすることで、試験の結果にも影響を与えることができます。

試験終了後、すぐに合否がわかるのが良い所

日商簿記ネット試験は、試験終了後すぐに合否が分かるため、紙での試験よりも非常に便利です。

紙の試験では2~3週間待たなければならず、その間に他のことに集中することができますが、受かったかどうか分からず、不安を感じることがあります。しかし、日商簿記ネット試験では試験終了ボタンを押すとすぐに結果が表示されるため、受験生は次のステップに進むことができますし、自信を持って次の行動を取ることができます。

この点が日商簿記ネット試験の最大の利点であり、受験生にとって大きなメリットとなります。

さらに、日商簿記ネット試験の利点は他にもあります。例えば、ネット試験では受験者は自宅やオフィスなど、自分の選んだ場所で試験を受けることができます。これは通勤時間や移動にかかる時間を省くことができ、受験生の負担を軽減します。

また、日商簿記ネット試験では問題が自動的に採点されるため、採点ミスの可能性が低くなります。これによって公平な評価が行われ、受験生にとって公正な結果が得られると私は考えました。

逆に私が感じたデメリットは何か？

簿記の日商簿記ネット試験を受けて感じたデメリットは以下の通りです。

● 問題用紙に書き込みができないのでやりづらい

● パソコンに慣れていないと、回答に時間が掛かるのが難点

● 筆記用具が持ち込みできないのが少し厄介

これらのデメリットがあるものの、慣れていくことで問題なく進めることができます。総じて、日商簿記ネット試験は便利で柔軟な方法であり、合格を目指す受験者にとって有益な選択肢と言えるでしょう。

問題用紙に書き込みができないのでやりずらい

日商簿記ネット試験では、問題がパソコンに表示されるため、書き込みができないという制約があります。実際には、問題集に書き込んで解答する方が好みの人もいます。私も最初は日商簿記ネット試験に慣れず、「統一試験の方がいい」と思っていました。しかし、ネット試験に慣れるための対策をすると、徐々に問題なく回答できるようになります。ネット試験ではメモ用紙が配布されるので、上手に活用すれば問題なく進めることができました。

パソコンに慣れてないと、回答に時間が掛かるのが難点に感じました

日商簿記ネット試験には、勘定科目をプルダウンで選択したり、カンマを自動で入力したりするといったメリットがありますが、パソコンが苦手な人にとっては苦労することもあります。

特に簿記の試験では時間が足りないと言われており、パソコンに慣れていない状態で解答すると時間がかかってしまいます。ただし、操作自体は「クリック」や「数字の入力」など、基本的なものです。私の友人もパソコンにあまり詳しくないのに日商簿記ネット試験で合格することができましたので、慣れていくことで問題ありません。

筆記用具が持ち込みできないのが少し厄介に感じました

筆記用具の持ち込みができない日商簿記ネット試験では、テストセンターから提供されるメモ用紙やボールペンを使用します。

一部の人々は、これらの道具が「安物で書きづらい」と感じているとSNSで話題になっています。皆さんも、リアルな試験環境に近づけるために、100円ショップで安価なボールペンを使って練習してみてください。

まとめ

この記事では、簿記の日商簿記ネット試験についての感想が紹介しました。

日商簿記ネット試験は従来の統一試験と比べて簡単で安定していると感じられ、自分のタイミングで試験ができるため、緊張せずに受験することができます。また、試験終了後すぐに合否がわかるため、次の行動につなげやすいという利点もあります。

一方、日商簿記ネット試験では問題用紙に書き込みができないためやりづらさを感じる人もいます。また、パソコンに慣れていないと回答に時間がかかることや、筆記用具の持ち込みができないことが少し厄介に感じられます。それでも、慣れていくことで問題なく進めることができます。

総じて、日商簿記ネット試験は便利で柔軟な方法であり、合格を目指す受験者にとって有益な選択肢と言えるでしょう。