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【未経験者向け】経理の志望動機例文付き書き方ガイド

2025/02/10

就職活動(就活・転職)

経理への転職において、志望動機は重要な要素の1つです。

特に、経理未経験の方は経理業務の実績がないため、自分をアピールできる志望動機を重点的に対策しなければなりません。

本記事では、志望動機に書きやすい経理に役立つスキルや資格を紹介し、志望動機を作成する際の重要なポイントや例文、NGパターンについて解説します。

また、志望動機の作成に困ったときの対処法もまとめていますので、経理転職を成功させたい方は最後までご覧ください。

経理職の仕事内容と求められるスキル

経理職は幅広い業務を担当し、専門的な仕事も多く扱います。

よって、経理職を希望するのであれば、経理の主な仕事内容を理解しておきましょう。

また、経理は専門性の高さから、一般的な職種とは違ったスキルを求められることがあります。

具体的なスキルを紹介しますので、自身の持つスキルが経理職に合っているのかを照らし合わせながら確認してみましょう。

経理職の主な仕事内容を理解しよう

経理の仕事は会社のお金の動きを管理することです。

経理が管理する情報は、「会社の活動実績の分析」「経営判断の材料」として役立てられます。

そのため、大前提として正確な作業が求められることを理解しておきましょう。

具体的な業務内容は、日次業務・月次業務・年次業務の大きく3つに分けることができます。

日次業務

現預金の入出金管理、経費申請、帳簿作成、会計ソフト入力、領収書整理など

・月次業務

給与計算、月締め支払い、請求書・領収書の発行、月次決算書の作成など

・年次業務

決算書類の作成、各種税金計算・納付、年末調整など

経理職に求められるスキル

経理職に求められるスキルをひと言で表すと、多くの情報を正確にわかりやすくまとめる能力です。

経理職に就くうえで、特に重要視されるスキルを3つ紹介します。

・PCスキル

・コミュニケーション力

・簿記の知識

会社によって重要度合が異なる場合もありますが、一般的に経理に求められるスキルなので、スキルとして持っていればアピールポイントとして活用できるでしょう。

次に、それぞれ詳しく紹介します。

PCスキル

経理業務は基本的にパソコンでの作業が多いため、経理職にはPCスキルが必要です。

例えば、帳簿作成に会計ソフトを使ったり、お金の動きをエクセルで管理したりする業務が挙げられます。

経理未経験の場合、会計ソフトを利用する機会はあまりないかもしれません。

しかし、エクセルであれば、経理でなくても使うことができるので、まずはエクセルのスキルを習得してみましょう。

特に、関数を使いこなせると、業務効率化に貢献できるというアピールにつながります。

コミュニケーション力

経理職にはコミュニケーション力が必要不可欠です。

会社は経理部門だけではなく、営業部門や製造部門、開発部門など様々な部門が連携して活動しています。

よって、会社全体の情報を正確に把握するためには、各部門で行われる取引を集約しなければなりません。

これらの情報集約業務を経理が担っています。

取引内容や部門における情報管理の正確性など、詳しい状況を理解するために、他部門と密にコミュニケーションをとる調整力が求められます。

簿記の知識

経理職に就くうえで、簿記の知識は必須です。

会社の会計情報は会社法などに定められた会計ルールに従って、仕訳・表記しなければなりません。

よって、経理未経験者がルールを知らずに実務を行うことは、現実的ではないと言えるでしょう。

例えば、簿記資格を保有していれば、簿記の知識を持っていることを証明できます。

もし簿記資格を持っていない場合には、今から知識を身につけることをおすすめします。

また、応募時や面接時には簿記を勉強中であることをアピールすると良いでしょう。

【経理未経験者向け】経理転職に役立つ資格3選

経理職への転職に役立つ資格を3つ紹介します。

・日商簿記

・ビジネス会計検定

・給与計算検定

このような資格を保有していると、経理に必要な一定水準の知識を持っていることを証明できます。

もし経理に関する資格を何も持っていないのであれば、まずはこの3つからチャレンジしてみましょう。

次にそれぞれの資格について詳しく解説します。

日商簿記

簿記とは、日々の取引を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。

日商簿記は日本商工会議所が主催する簿記検定試験で、その知識の専門性によって、1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5つのレベルが設定されています。

このうち、3級・簿記初級・原価計算初級は簿記の基本知識レベルなので、実務に役立つ資格は2級以上といわれています。

さらに、1級は難易度が非常に高く、1級に合格すれば高度な簿記知識を有するプロフェッショナルと評価されるでしょう。

ビジネス会計検定

ビジネス会計検定は、大阪商工会議所が主催する財務諸表に関する知識や分析方法についての検定試験です。

1級・2級・3級の3つのレベルが設定されており、財務諸表を見たことがない方でも3級の勉強で基礎知識が身に付きます。

また、2級では財務諸表の分析力、1級では企業を評価する力を養うことができます。

ビジネス会計検定の特徴は、簿記の知識がなくても受けられることです。

経理職は財務諸表を扱うことが多いので、ビジネス会計検定の資格はアピールポイントになるでしょう。

給与計算検定

給与計算実務能力検定試験は、給与計算業務の知識と実務能力に関する検定試験です。

一般財団法人職業技能振興会と一般社団法人実務能力開発支援協会が実施し、1級・2級・3級の3つのレベルが設定されています。

給与計算には、所得税、住民税、社会保険料、労働基準法などの知識が必要とされます。

給与計算業務は人事部が担う場合が多いですが、会社によっては経理が担当しているケースもあります。

志望する会社の経理が給与計算も扱っていれば、給与計算の知識がある人材は重宝されるでしょう。

経理未経験者の志望動機を書く際の重要ポイント

経理未経験者が志望動機を書く際には、次の3つのポイントを意識しましょう。

・経理事務を志望する理由を整理しよう

・志望企業を選んだ理由を整理しよう

・経理職で求められる人物像に合致するポイントをアピールする

経理未経験者は経理経験や実績で評価することが難しいので、志望動機が重視される傾向にあります。

さらに、具体的な表現を使うことで説得力のある志望動機になるでしょう。

下記、重要な3つのポイントを詳しく解説します。

経理事務を志望する理由を整理しよう

なぜ経理事務を志望したのか、具体的な理由を整理しましょう。

整理する際のポイントは、経理に関心をもったきっかけを掘り下げて考えてみることです。

例えば、営業職から経理職に転職する場合「営業での経験で数字に強くコミュニケーション力もあるから」という志望動機では曖昧で説得力に欠けます。

営業での経験を細分化して「営業で予算管理や利益計算を経験し、会社全体の会計を扱う経理に興味を持った」と具体的な理由を考えてみましょう。

志望企業を選んだ理由を整理しよう

なぜこの企業を選んだのか、志望企業にした理由を整理しましょう。

志望企業を決める基準として、給与や勤務時間などの条件で選ぶ場合もあります。

ただし、志望動機として書く場合は、志望企業に魅力を感じたポイントを積極的に伝える必要があります。

そのためには、志望企業のリサーチは欠かせません。

特に、志望企業の経営理念や社風などを調べて、共感できるものを志望動機にするのがおすすめです。

志望企業を研究して、自身の意欲をアピールすることで、未経験でも良い印象を与えることができるでしょう。

経理職で求められる人物像に合致するポイントをアピールする

経理職で求められる人物像やスキルに合致するポイントを積極的にアピールしましょう。

経理未経験だと、志望動機に書くアピールポイントが何もないと不安になるかもしれません。

しかし、他職種での経験を経理職に生かすこともできます。

経理職に求められるスキルはおもにPCスキル・コミュニケーション力・簿記の知識です。

例えば、前職で培ったコミュニケーション力やデータ処理能力を説明したり、簿記の勉強中であることを伝えたりして、経理職に合致する人材であることをアピールしましょう。

経理未経験者向け 志望動機例文

経理未経験の方が経理職を目指す際の志望動機例を3つ紹介します。

志望動機を作成するときの参考にしてください。

経理事務未経験者の志望動機例

・営業職から転職するケース

貴社の挑戦する意欲を重視する理念に共感いたしました。前職は営業職ですが、予算管理や利益管理を担当していました。数字の正確性や網羅性が重要であると実感し、会社全体の会計を管理する経理職への転職を決めました。前職時に簿記2級を取得しています。

・一般事務職員から転職するケース

前職では一般事務として、総務、人事、経理と様々な業務に携わりました。その中で経理は企業経営に重要な役割を担っていることを知り、より専門的なスキルアップを目指し経理職を志願しました。また、幅広い業務を担当したことで培った調整力も生かしたいと考えています。貴社の多角的な経営に貢献していける人材になりたいと思っています。

・フリーターから就職するケースの例文を作成する

前職ではアパレルメーカーの販売店に勤務し、販売や店の在庫管理に携わっていました。業務効率化にむけてチームで取り組んだ経験から、利益管理の重要性を実感し、経理職に興味をもちました。前職時に店の利益をより深く理解したいと思い、簿記2級を取得しました。貴社はアパレル販売の事業展開を進めておられるので、アパレル販売の経験がある経理職として貢献できると思い志望しました。

経理未経験者の志望動機NGパターン

経理未経験者が志望動機に書いてはいけないNGパターンを3つ紹介します。

・経理業務を簡単な事務作業と捉えるのはNG

・動機が曖昧で受け身な姿勢はNG

・経歴を過度にアピールしすぎるのはNG

経理に求められるスキルや志望動機があっても、伝え方によっては評価を得られないこともあります。

NGパターンを知って、面接官に響く志望動機を作成しましょう。

経理業務を簡単な事務作業と捉えるのはNG

経理業務を簡単な事務作業だと考えて志望するのはNGです。

例えば次のような志望動機は経理業務の理解不足だと判断されるおそれがあります。

「一人で黙々と作業することが得意なので、データ入力や資料整理なら集中して作業できると感じ、経理を志望しました。」

経理は資料整理や記帳作業だけではありません。

専門的な知識を持って、様々な人とコミュニケーションをとりながら進めていく、いわゆる専門性と調整力が必要な職種です。

経理を志望する際には、経理の仕事内容や求められるスキルをよく理解しておきましょう。

動機が曖昧で受け身な姿勢はNG

経理を志望する動機が曖昧で、受け身な姿勢では面接官にアピールできません。

会社は経営目標に貢献してくれる人材を探しているからです。

例えば次のような志望動機では、十分に意欲をアピールできない可能性があります。

「前職では仕事が丁寧だと評価されていました。几帳面な性格なので、経理に向いているとよく言われます。経理職は未経験ですが、貴社には研修制度があると知り、経理を学べると思い志望しました。」

まず、仕事が丁寧であるという表現は曖昧です。

どの程度丁寧だったのか、数字など客観的な基準も使って、具体的に書きましょう。

また、経理が学べるからという姿勢は、受け身であると評価されてしまうおそれがあります。

経理を学んだ後に、会社にどのように貢献できるのかをアピールすると良いでしょう。

経歴を過度にアピールしすぎるのはNG

経歴はアピールポイントになりますが、過度にアピールしすぎるのはNGです。

例えば次のような志望動機では、将来の貢献度が不明確だと評価されるおそれがあります。

「前職は学生時代から続けたアルバイトです。1つの物事に集中して取り組むことが得意で、アルバイト時代に全社員参加型のコンテストで何度も入賞しました。人事評価もよく社員と同じような仕事を任されることもありました。貴社においても前職の経験を生かしたいと思います。」

会社は過去の経歴を判断材料にしますが、重要視しているのは将来の貢献度です。

経歴をたくさん書くよりも、その経歴によって得たスキルや経験をどのように発揮して、どう会社に貢献するのかを意識して書きましょう。

志望動機がうまく書けない時の対処法

日商簿記ネット試験の自分が経験した感想を皆さんに紹介!

志望動機のポイントや例文、NGパターンを解説しましたが、効果的な文章が書けない場合もあります。

そこで、志望動機がうまく書けない時の対処法を2つ紹介します。

・これまでの経験と経理業務の関連性を見つける

・エージェントサービスの活用

自分のアピールポイントを整理してみても志望動機がうまくまとまらないときは、転職のプロに相談するのがおすすめです。

次に、2つの対処法を詳しく紹介します。

これまでの経験と経理業務の関連性を見つける

志望動機がうまく書けないときは、まず経験した業務やスキルを洗い出し、その中から経理業務との関連性を見つけてみましょう。

経理業務は正確性や事務処理能力、責任感が必要とされます。

また、PCスキルやコミュニケーション力、簿記の知識も欠かせません。

経理ではない職種であっても、正確な作業やコミュニケーション力など共通するスキルがあります。

見つけた関連性をさらに具体的に整理して、志望動機を作成してみましょう。

エージェントサービスの活用

未経験の方が経理への転職を目指す際には、エージェントサービスを活用すると安心です。

経理は専門性の高さから優秀な人材を確保するために求人が限られる傾向にあります。

よって、経理への転職を成功させるためには、最適な求人情報を手に入れなければなりません。

さらに、経理未経験であれば、志望動機の作成や条件の交渉などをすべて自分自身で行うことは難しいでしょう。

そこで、転職のプロであるエージェントサービスに相談するのがおすすめです。

最適な求人のマッチングや志望動機の添削、条件交渉を相談して、経理への転職を成功させましょう。

未経験の経理転職ならとんがりコラボ

経理未経験の方でも、対策をすることで経理に転職することができます。

その際には、志望動機として経理に求められるスキルや会社への貢献度をアピールしましょう。

しかし、志望動機がうまく書けないときもあります。

そのようなときは、未経験からの経理転職に強い「とんがりコラボ」にご相談ください。

専門のキャリアアドバイザーが、あなたにぴったりの会社を紹介しますので、初めての転職でも安心して活動していただけます。

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