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経理に転職して後悔するポイント・後悔しないためのチェックポイント

2023/10/02

就職活動(就活・転職)

経理に転職して後悔するポイント・後悔しないためのチェックポイント

転職は今よりも待遇の良い会社に勤務できたり、スキルアップができたりとメリットが多いと思いますが、実際に働いてみると後悔するケースも少なくないです。

そのようなケースは、経理での転職も例外ではないので後悔するポイントと後悔しないためにすることを事前にチェックしておきましょう。

経理への転職で後悔した理由に多いのは、次の5つです。

1.転職で後悔する理由

(1)覚なければならないことが多い

新しい人間関係や会社ごとの経理のやり方、もし使ったことのない会計ソフトを使用していれば、また最初からキャッチアップが必要になります。

さらに、未経験から経理へ転職した場合は、会計に関する専門用語など右も左も分からない状況になることでしょう。

入社後に簿記2級を取ったから大丈夫と思っていたけれど、勉強と実務は全く別物だった!とギャップに苦しむこともあるかと思います。

壁にぶち当たったときは、時間はかかりますが一つ一つ根気よく覚えていきましょう。

このように多様な業務に対応するために、身につけなければならない知識は多くあるということを、未経験で経理に就く人は頭に入れておいてください。そして、自身の簿記の知識や論理的思考力などを総合的に判断した上で、転職は慎重に判断するようにしましょう。

(2)ルーティーンワーク業務が多い

仕入や売上、現預金の管理といった定型業務を繰り返し行います。

そのため、経理はルーティーンワークを行うのが一般的になります。ルーティーンワークで、日々の業務をこなすことによって多くの社員が一定の業務に対応できるようになるため、評価に差がつきにくい場合もあります。

経理の仕事は期限ものなので1年のスケジュールに沿って業務を遂行していかなければならず、日次業務の積み重ねの年次決算なのでどうしても定型業務と感じやすくなります。

そのため、同じ作業の繰り返しやコツコツ積み重ねる業務などが得意な人には向いています。

これまでルーティンワークが多いとお話してきましたが、今年でいえばインボイス制度に備えないといけなかったり、税制が毎年変わったりと変化もあるので、全てがすべて定型業務というわけではないので、安心してください。

(3)各部署との調整業務が多い

経理はPCに向かって作業しているだけではなく、実際には他部署や監査法人と調整する業務がとても多いです。そのため、交渉力や折衝力を身につけるまでは、ストレスや時間がかかり苦労する方も多いでしょう。

そして、経理は経営に必要な情報を取り扱うので、役員・部長クラスの人材と直接やり取りする機会が多いです。

役員・部長クラスにもなると鋭い質問をされたりと緊張感があります。このように、調整に加え、経理は報告業務も多い部署なので、人前で話すのが苦手な方は最初は慣れずに大変な思いをするかもしれません。

このように経理・会計の勉強をして知識が豊富な人でも調整や報告業務が苦手で職場に馴染めず、転職したことを後悔する場合が実際にあります。

大事なのは、経理はコミュニケーション一切いらないと勘違いして入社しないようにしましょう。これを知っているかで、入社後のギャップを防ぐことができます。

また、報告業務は慣れるしかないですが、調整業務については基本的な形を作ると良いでしょう。交渉の戦略について1度学び、メールや電話応対もフォーマットを用意すれば時間がかかりにくくなります。

(4)チームワークが大切

調整業務もそうですが、経理の仕事はチームワークが大切です。

なぜなら、他の社員と情報共有をして仕事を進めるため、業務を担当するチームの体制や仕組みへの理解が求められるからです。

一見黙々と仕事をするように思われますが、対人関係が多い仕事なので業務を円滑に進めるためのコミュニケーション能力がとても重要になります。相手の言いたいことを読み取って、要件をまとめるための能力を鍛えるようにしてください。

(5)ミスをした時のダメージが大きい

 1円ずれてるだけで、修正に何時間もかかる、取引先への支払額を間違える、提出書類を出し忘れ、多額の税金を払うことになるなど、経理はお金を取り扱うためミスをしたときの損失が大きいです。

経理のミス一つで、時間・信頼・お金・など、大きなものを失ってしまう可能性がとても高い大事な仕事です。そのため、業務は慎重に行うひつようがあり、常にプレッシャーとの戦うことになります。

2.経理に転職して後悔しないためのポイント

上記では、後悔したときの話をしましたが、この記事を読んで頂いている皆さんには、このような後悔はしてもらいたくありません。なので、これからは後悔しないポイントについてみていきましょう!

(1)自分のできる業務を把握し、嘘はつかない

まず、転職する際には自分のできる業務を棚卸してみてください。そして、転職活動時には、実力以上のスキルをアピールしたり、オーバーに話をして経歴を説明したり、内定をもらうために自分の能力に下駄を履かせて売り込むことはしないようにしてください。

このような過度なPRは転職活動を行う上で、企業から高く評価してもらえるメリットがありますが、結局のところ入社後の実務において自分で自分の首を絞め苦労する原因になります。

  面接で良い印象を与えられるように、アピールする行動が悪くはないですが、入社後に後悔しないためには経歴や能力をオーバーに伝えないことをお勧めします。

(2)経理業務とは何なのかをしっかり理解する

転職後に後悔しないためにも、経理業務をしっかり理解するようにしてください。正直なところ、経理職は向き不向きのはっきり別れる職種です。

だからこそ、経理ってどんな仕事なのか、どんな働き方をするのか、などをしっかり把握した上で転職活動を始めるようにしてください。これらをきちんと理解しておくと入社後だけでなく、転職時のアピールとしても活かすことができます。

そして、入社してから自分のスキル不足に苦しまないために入社前の準備が大切です。
転職先で今までの自分にないスキルが必要な場合には、入社までに勉強をしておくようにしましょう。不足しているスキルを身につけておけば、入社してから業務がスムーズにこなしやすくなります。 

また、必要な資格などがあれば、取得しておくのも良いです。特に未経験から経理に転職するのであれば、基礎知識として資格の勉強をしておいても損はありません。

日商簿記やFASSなど、会社の必要に応じて資格取得も検討してみてください。その際に可能であれば、面接の際に採用担当者や上司に必要な資格やスキルなどを聞いて置くと確実です。

(3)謙虚な姿勢で業務に取り組む

転職は新しい環境に慣れるだけでもとても大変なことです。いつもと違う通勤ルートやオフィス、上司や周りの同僚たちがどんなに良い人であっても、精神的負荷がかかってしまいます。

経理職としての経験が浅い場合はもちろんですが、経験年数10年を超えてのベテラン転職であったとしても、会社によって仕事のやり方、特徴が違うので、最初はどうしてもわからないことがあります。

仮に非効率なやり方に感じたとしても、その方法が採用していた背景を確認できるまで素直に受け止めながら、謙虚な姿勢で引き継ぎを受けるようにしましょう。

万が一、下手に業務のやり方を否定すると、今までその方法で業務をしてきた先輩社員たちなどとの関係が悪化してしまうことも考えられます。

すぐに業務改善に取り組みたいと思っても、新しい職場に慣れて周りの状況が見えてきてからでも遅くはないので、最初は慎重に行いましょう。

(4)転職・将来のキャリアパスの軸を明確にする

転職動機でよく挙げられるのは、今の環境から抜け出したい、例えば人間関係・給与・残業・出世さ様々なものが当てはまります。

経理職は専門職なので転職先の選択肢は割と広く、転職しやすいと言われます。しかし、転職しやすい分、この会社も○○がダメだ、○○の部分がちょっとと、転職経歴が積み重なってしまうという方も多いのも事実です。

なので、転職にあたっては、自分が何を大事に転職するのかといった目的を明確にして取り組むようにしてください。どんなに有名で大きな会社でも、一つも欠点のないところはありません。やっぱり、前の会社がよかったとならないようにきちんと軸を定めましょう。

最後に

転職・就職する前にどんな後悔があるのか、後悔しないためにはどうしたらいいのかを知って幸せな転職で成功しましょう!

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