簿記の知識がない初心者が日商簿記検定3級に合格するために必要な時間は独学で合格する場合は「100時間以上」と一般的にいわれています。
実際、私は超算数・数学大嫌いで、中学から理系科目を避けて、避けて生きてきた人間ですと200時間以上使いました(苦笑)。
ただ、まずこんなに理系科目が大・大・大キライな人も珍しいので下記の内容を参考に超スマートに簿記3級合格を手に入れて下さい!
目次
1.スケジューリングの基本的な考え方
先ほどと重複しますが、簿記検定3級は、漢字検定や秘書検定3級などと違い付け焼き刃で「1週間勉強すれば受かる」や「数日で十分」ことは難しく、誰でも簡単に時間をかけずに合格できる資格ではありません。
まず、最初にきっぱりとお伝えします。
なので、初めて簿記3級の合格を目指そうと思った人には、テキストやこんな簿記3級のまとめサイトを見て
「結構勉強するのか、、、、」・「意外と難しそうだから受かるか不安だな」と感じたり驚くかもしれないでしょう。私も本屋で教科書を開いて中を見て絶句しました(笑)。
ただ、こんな私でも時間をかければ受かりましたし、十分に勉強して、簿記の知識を身につけられなければ、何度を受験しても合格できないくらいの難易度試験になるので、心して勉強しましょう!
きちんと勉強さえすれば、受かるか資格なので、安心して下さいね!!
(1)簿記3級の勉強時間の平均
簿記3級は、きちんとスケジュールを組めば1ヶ月で十分合格できます。時間を短くするということは、それだけ効率よく勉強する必要があります。
普通に考えて、1日に平均3〜4時間の勉強時間を確保することができれば1ヶ月で勉強時間が100時間になります。
ただ、1日の勉強時間が平均3〜4時間といっても、社会人と学生では時間の使い方が違いますよね。
社会人で普段仕事をしている人ですと、一般的に平日の勉強時間は、一日2時間程度勉強して休日にまとめて勉強する時間を確保する社会人の方が多いです。学生さんだと試験の時期やアルバイトサークルと忙しいかもしれません。いずれにしても、継続して勉強することが大変重要になります。
勉強していない時間が長くあけば、あくほど以前勉強した内容を忘れてしまって、余計に前の勉強内容を取り戻す時間がかかってしまい、効率が悪くなります。ほんの少しの時間で大丈夫なので、きちんと毎日勉強を継続するようにスケジューリングしましょう。
(2)簿記3級を一月で合格するための準備
短期で合格するためには教材を絞り、必ず最新版を購入することをおすすめします。1か月間という短い期間の中で、あれこれ範囲を広げて勉強することは当たり前に難しいです。そのために教科書と問題集1冊ずつを最初にこれで勉強するぞ!と決めます。そして、その決めた教科書と問題集をひたすら何度も繰り返し勉強してください。
また、出来るだけ教科書と問題集は同じシリーズのものでそろえてください。同じシリーズを購入すれば、問題集で解いていてわからなかった問題について教科書の該当ページも確認しやすく、復習も楽になります。
私のおすすめは、テキストと過去問は以下の通りです。
【テキスト】
・スッキリわかる 日商簿記3級 第14版
・簿記3級テキスト(参考書)
【問題集】
・スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集 2023年度版
・合格テキスト 日商簿記3級 Ver.14.0
他にも色々あるので、自分がこれなら続けられる、わかりやすいと思う教材を本屋でじっくり探してみてください!
2.詳しい勉強スケジュール
上記で話しましたが、社会人の方であれば、平日は毎日1時間、勉強しましょう。疲れる日ややる気がおきない日もあるかもしれないですが、毎日欠かさず数分でも勉強時間を確保してください!継続は力になります!
1か月の中で平日は20日あるので、1時間でも毎日勉強すれば、少なくとも1ヶ月で合計20時間の勉強時間になります。
また、休日は、1日あたり3~4時間勉強時間を確保する様にしましょう。休日は1か月のうち合計8日あるので、3時間から4時間程度まとめて勉強時間を確保すれば、32時間はここで確保できます。これで平日と休日を合わせて勉強時間52時間を確保することが出来ました。もし、平日2時間勉強できれば、総合計72時間です!
1か月をスケジュールしないで、勉強してもいい成果はでません。平日と休日のこの約50時間程度の勉強内容の配分が重要となってきます。簿記検定において、何と言っても「仕訳」が合格するか動画の鍵を握っています。
なぜなら、取引を仕訳することができれば、後は単純に数字を元帳に転記したり、足したり引いたりするだけで、掛け算すら使わないです。
では、時間配分について見ていきましょう。
(1)教科書を読む
最初の10時間程度は、教科書などを使って簿記の基本のインプットに時間を割きましょう。
ただし、教科書を読むだけでなく、その教科書の単元ごとに、読んだ内容を理解したか確認のための演習問題も必ず同時に行いましょう。もし、問題を間違えてしまっていたら、きちんと内容を読み込めてないことになるので、必ず復習してください。
10時間とは言いましたが、教科書のインプットであればスキマ時間を活用することもできます。
机で勉強するのではなく、どんな時でも勉強時間の確保するように自分に空き時間はないか、隙間時間をどんどん活用しましょう!今は、スマートフォンやパソコン、タブレットなどが普及しているので、YouTubeの無料の簿記3級講座開設やスマホの無料アプリを使えば、簡単にいつでもどこにいても勉強することができます。
通勤の電車の中や打合せの待ち時間までのほんの少しの時間を使ったり、風呂につかりながらアプリで仕訳問題を解いてみたりなど、空いた時間を有効活用するともっと効果的になります。
(2)総合問題を解く
そして、教科書で簿記についてのインプットをしたら、次は20時間程度を使って教科書の最後にあるような総合問題を解いて下さい。簿記検定3級の問題形式が5つあるので、それぞれの問題の傾向と対策のイメージがつかめるように教科書の巻末の総合問題をまず1回転させてください。間違ったところにはわかりやすく問題をまるで囲むなどをして、なぜ間違ったのかを考えるようにしてください。間違える場合には、パターンがあります。
その理由はそもそも知らなかったのか、知っていたけど思い出せなかった場合、思い出せたけど計算を間違えた場合、計算はあっていたけどなんらかの凡ミスをした場合など大きく4つにわけられます。間違った理由によって、それぞれに、応じた対応を取りましょう。
そもそも知らなかった場合は、キストの巻末問題であれば、勉強していない問題がでることはまずないはずなので、再度テキストを確認しましょう。知っていたけど思い出せなかった場合は、なぜ思い出せなかったのか、そもそも覚えていたことは何だったのかをもう一度確認してください。なので、間違えたところは、教科書でチェックして下さい。思い出せたけど計算ミスした場合は、下書き用紙の計算過程を確認し、しっかり書くようにしましょう。
計算はあっていたけど他のケアレスミスをした場合は、自分がやってしまうケアレスミスのクセや傾向を本番までにつかんでおいて、そのケアレスミスをなくせるようなチェック項目を設けておくと試験当日の見直しに役立ちます。
(3)最後のまとめ
最後の20時間程度で、過去問対策をしてください。ここで解いた過去問の時間でインプットの漏れを確認していきます。そのため、もう一度、市販の総合問題の間違ったところだけ解いてきちんと解けるようになっているか確認してみてください。それでも間違ってしまったら、また、上記の4つをチェックしてください。
そして、総合問題をやり直せたら、過去問対策に取り掛かってください。本試験形式の総合問題でも良いです。これを時間いっぱいまで繰り返して解いて下さい!
3.試験当日について
もちろん、試験会場に少し余裕をもって行きましょう!遅刻して、バタバタしたまま問題を解くと、焦ってミスにつながるのでお手洗いなどにも行けるくらいの時間設定で会場に就くようにしてくださいね。
また、当日に筆記用具や電卓など忘れないよう事前チェックも怠らないでください。よく試験を申込したけど受からなそうだからと、当日欠席する人もいますが、良く準備ができなくて受からなそうだとしても、当日は会場に行くことをおすすめします。自分からチャンスを捨てる必要はないですし、試験になれるという意味でもせっかく申し込んだので最後まで挑戦しましょう!
結果は後からついてきます。
どんなときも最後まで自分を信じて決して諦めないでください。もし、1か月以上かかってもいいです。
1回で受からなくでもあきらめずに挑戦すれば必ず簿記3級は合格します!
皆さんが簿記3級の合格を応援しています!
今回の記事は千葉が担当しました。