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【就職・転職】ポイント押さえて、書類選考通過!経理転職をするときの自己PRの書き方解説 ~経験者・未経験の両パターンあり~

2023/05/30

就職活動(就活・転職)

【就職・転職】ポイント押さえて、書類選考通過!経理転職をするときの自己PRの書き方解説

 転職にあたり、自己PRの書き方で悩む方も多いのではないでしょうか?

もちろん経理職の経験のある方も未経験から経理職に挑戦したい人も同様に

「自己PRをどうやって書いたらしたら魅力的になるだろう…」 と悩んで筆が進まない、

書類選考に通る自己PRを描きたいけど、「誇大な表現になってないかな?」、

「あまり経験してない業務内容を書いていないかな」など注意すべきことがあります。

記入例としては、経理転職ではこれまで使用してきた会計ソフトの種類や業務改善経験、マネジメント、経理未経験者の場合は、取得した資格などが基本的に自己PRでのアピールポイントとなるかと思います。


 自己PRでは、特に転職後の経理の仕事に活かせるあなたの「経験」を記載することが大切です。

経理の仕事は、お金に関する書類を作成したりするなど、細々とした作業が必要となる仕事となります。

預金口座の入出金管理、請求書や納品書などの管理、決算書の作成など、お金に関わる経理の仕事は、経営上とても重要です。

たとえ経理経験がなくても、細かな作業を丁寧に行った経験など、丁寧な作業が求められる業務経験について詳細に記載することが重要です。

経理の仕事は、専門的な知識とスキルが求められる仕事なので経理での職務経験のレベル感が伝わる

「知識・スキル・資格」を記載することを心がけてください。

そして、自己PRを作成するときには、自分のこれまでの経験を通して会社にどのように貢献をしたのかを

きちんと伝えられるような内容を書きましょう。

今回の記事では、経理転職においての自己PRの例文やポイントなどを、

経験者・未経験者のそれぞれについてご紹介していきたいと思います。

では、最初に経理転職でアピールすべきポイントについて見ていくことにしましょう!

1.経理経験者の自己PR

(1)これまで使用してきた会計ソフトやシステム

経理転職でアピールすべきポイントの一つとして、これまで使用してきた使える会計ソフトやシステムが挙げられます。

経理では、パソコン、つまるところ会計ソフトやシステムを使いこなすことが仕事の効率アップに直接つながります。

そのため、会計ソフトは、大手企業なら「SAP」などクラウド上のシステや中小企業なら

最近は「Free」を使用していることが多いです。

志望する会社と同じ会計ソフトの使用経験がある場合には、即戦力とみなしてもらいやすく、

大きなアピールポイントとなります。

また、特に中小零細企業では、Excelを活用して固定資産や原価計算を管理していたり、

経理業務の効率化を図っている場合も多くあるといえます。また、意外と使いこなせない人も多いため、

Excelスキル、特に関数の使用経験は自己PRとしてポイントが高くなる傾向になります。

(2)制度設計構築経験

年収を上げる経理転職の場合には、特に業務生産性を高めた制度設計を構築した経験も大きなアピールポイントとなります。 

 現在、働き方改革が推進される中で、業務効率化は経理においても企業の大きな課題となっているからです。

業務フロー改善や新規システム導入といった生産性向上のための取り組み経験があれば、

その成果をしっかりとアピールする内容の自己PR内容を作成しましょう。

(3)IPO準備経験

IPO準備のような経験は、創業10年以内で今後IPOを視野に入れているベンチャー企業から特に高く評価されます。

今後IPOを視野に入れている会社では、IPO経験のある経理部長などの役職だけでなく、

経理職をCFO(最高財務責任者)などの役員ポジションで迎えたいと考えている場合も多いと言えます。

具体的にIPO準備企業においてのルールの整備や証券会社・監査法人とのやり取り経験は、

大きなPRアピールポイントになります。

(4)IFRSなどの海外会計基準

さらに、IFRS(国際会計基準)やUS-GAAP(米国会計基準)などといった海外の会計基準の知識も、

経理転職では大きなPRポイントとなります。

昨今、大企業はもちろんですが、中小企業でも海外進出する企業が増えているため

海外会計基準の経験がある経理職に高いニーズがある傾向になっています。

例えば、経験がなくてもIFRS検定やBATIC(国際会計検定)などの資格を取得することもアピールにつながるでしょう。

(5)マネジメント経験

30代後半から40代で転職する際には、会社でのマネジメント経験も求められることが増えてきます。 

 というのも特に40代以上の経理職を募集する企業においては、管理職としての待遇を考えていることがとても多いからです。

 主任や係長、課長補佐などの役職経験やパートさんやアルバイトの勤怠評価経験、

会計ソフトのメインでの導入担当者の経験なども大きなポイントになるでしょう。

上記のように経験をPRする際には、それぞれの経験した期間を記載することも大切です。 

たとえば会計ソフトの使用経験なら、1年間の使用なのか、5年間の使用なのか、それ以上では受ける印象は違ってくるからです。 

 また、意外と役職名のみやマネジメント経験ありと記載だけされていて、実際の部下の人数の詳細を

記載していない人も多いのでこの点も絶対に記載した方が、ポイントが高くなります。

2.未経験のアピールポイント

特に経理職は、未経験から転職するのが難しいというイメージが強く感じられると思います。

それには、大きくいって以下2つが理由に挙げることができます。

一つ目は、採用枠に対し応募者が多いからです。経理職は、営業職のように売上目標を掲げるプレッシャーがなく、

繁忙期以外は残業が少ないことから、働きやすく特に女性にとってはライフプランも立てやすく

ほかの事務よりも給与も高いため人気の職種といえます。

そのため、事務職希望の応募者がこぞって経理職に応募するので倍率も高いのです。

このように応募件数が多いにも関わらず、中小企業なら経理はせいぜい1~3名と少数精鋭で運営されることが多い経理部は、

採用も1名、多くても2名程度と少数枠のため狭き門となっています。

それゆえ、経理未経験者は採用されにくい傾向にあるといえます。

二つめの理由は、スキルを持っているのが前提という点にあります。

経理部は少人数で運用されるため、丁寧な研修が行われていない場合が多く、

そのためにスキルを持っている人を採用するのが前提になっている会社が多いです。

 しかし、未経験者が経理職に就業出来ないとは限りませんのであきらめないでください。

特に未経験からの経理に採用されるには、経理職に就きたい意欲・パソコンのスキル(特にExcel)・

正確な業務遂行能力・コミュニケーション力です。

これらのスキルを自己PRで未経験者はアピールすることで未経験からの経理職への転職は十分に可能です!

(1)資格をアピールする

 経験者はもちろん、未経験者なら資格をアピールしてください。

未経験でも資格の取得で、経理の基本知識と資格取得まで勉強を続ける粘り強さをアピールでき、評価を高めることができます。

例えば、簿記・ファイナンシャルプランナー・中小企業診断士などといった資格などといった

経理の仕事と関連するような資格は特に記載する様にしてください。

商業高校に通っていた場合や大学で経営学を専攻していた場合にも、

会計や経営に関連する知識・スキルを有していることの証拠となるので、自己PRの中に盛り込むと良いでしょう。

即戦力を求めている会社であれば、実際に業務経験があるかどうかが採用の重要なポイントとなりますが、

即戦力でなくとも今後成長する意欲のある人材がほしいという場合も大いにありますので、

資格は意欲の一つの表現方法として人事担当に受け止めてもらえます。

また、経理の業務でない他の仕事においても丁寧で確実な仕事ができるかどうかが採用の重要なポイントとなります。

その意味でも、なんらかの経理の素養に関連するような経験期間を自己PRに盛り込んでおくことが大切です。

(2)パソコンスキルをアピールする

 「基本的なWordやExcelは問題なく使用できます」では、WordやExcelを使って、何ができるのかがイマイチ分かりません。

しかも、経理はかなりの頻度でExcelを使用します。例えば、請求書の費用按分や収益データの分析、入金データ

の売掛分などの算出、マニュアルの作成や更新などなど、多岐にわたります。

経理職に就く場合に採用担当者にアピールできるおすすめのExcelスキルはVLOOKUP関数やピポットテーブルです。

ほかにも、印刷関連(冊子印刷)やフィルター、SUBTOTAL関数、SUMIFS関数、条件付き書式、

表示形式・絶対参照なども良く使用するので、実務使用した経験のあるスキルを実際の業務の経験をもとにアピールするとよいでしょう。

(3)正確性をアピールする

自己PRで正確性をアピールして採用担当から評価を得るためには、正確さを維持するために必要とされる

正確性を維持するための工程やスケジュール管理方法などといった具体的な内容を明確に示すことにあります。

正確性をわかりやすく伝えるには、どう表現するのかと困ってしまう人も多いでしょう。

たとえば、会社での仕事において、ミスの発生を防ぐためにPDCAを回して改善し続ける能力や

ミスを起こさないために細かい部分に意識を配る力や周到な準備をおこなう力、

誤解を生まないように相手にわかりやすく伝える能力、ミスを起こさないように慎重に物事を進める遂行力等が、

正確さを維持するために必要な能力としての裏づけとなります。

すなわち、正確性を発揮するためには、正確性に至るまでの過程の工夫や作業手順の緻密さ及び

きめ細やかな配慮などを行っているといえるのです。

そして、その能力が入社後にも、自己PRで話す経験や強みを活かせることであることをきちんと説明できるようにしましょう。

(4)コミュニケーション力(協調性)をアピールする

未経験者のアピールポイントで上げたコミュニケーション能力は、言い換えれば「協調性」です。

転職先の経理として仲間とどう協力するかを記載することも未経験者の良いアピールポイントです。

経理の仕事は、一人で行うわけでないため、協調性も非常に重要です。

経理の仕事は会社の業種や規模によって異なりますが多岐にわたるため、同じ経理部のなかでも業務を分担して担当するのが通例です。

そのため、自分の仕事だけでなく、別の人の仕事の流れについても理解してフォローし合わないと経理の仕事は滞ってしまいます。

経理として職場の仲間とどのように協力できるか、経理の仕事を通じて他人をサポートした経験を記載するとよいです。

経理の仕事自体は、営業さんのように何かを売った結果、売上につながるというように

直接的に金銭を生み出すような仕事ではありませんので、経理の仕事は他部署のサポートという側面が強くなるといえます。

その意味で、経理の仕事を通じて他部門をどのようにサポートできるかは重要な視点となります。

例えば、営業部に対して売れ筋の商品を示したりして、営業部門のサポートをすることも経理の仕事の重要な仕事です。

3.実際の自己PRの書き方

自己PRでする際の伝え方もポイントとなり、同じ内容だとしても、どの順番で、どのように伝えるかで、

相手に与える印象や伝わり方が違います。

相手に伝わる自己PRの書き方として、強み→発揮したエピソード→課題→解決策→結果+

入社後に会社にどのように貢献できるかの順番で内容を構成するとよいでしょう。

(1)例文①(営業職)

 「前職の営業職では、売上を上げることはもちろん、生産性や利益率を高めることを目標として取り組んでまいりました。

ただ商品を売るのではなく、原価や必要経費などを把握することで問題点を見つけ、その結果、業務改善につなげることができました。

 このような経験から、会社の収支を把握する経理の大切さを知り、経理職を志望するようになりました。

そして、もっと数字がわかるようにと簿記2級を取得しました。 貴社で、経理として一日も早く仕事を覚え、

バックオフィスのかなめとして会社に貢献できるよう頑張りたいと思っております」

(2)例文②(調理師)

 現職では調理師としての業務の傍ら開園準備にも携わりました。開園準備にあたり、

Excel・Wordを使用した書類のフォーマット作成、栄養計算ソフトの設定など全て一からのスタートでしたが、

事務作業や新たなことに取り組むことへの抵抗感が少なかったため、スムーズに業務を進めることができました。

来年度保育園の閉園が決定したことをきっかけに、企業の経営状況や財務状況などを知ることは

大切なことだと思い総務・経理職へのキャリアチェンジを考えるようになりました。

  その一歩として、昨年に日商簿記検定3級の資格を勉強し取得しました。

現在はExcelのスキルを磨くために、MOS資格の取得に向けて勉強中です。

未経験から幅広い業務にチャレンジさせていただける貴社で、これらの経験や資格を役立て、

さらに業務をする上で必要な知識を身に着けてスキルアップをし、貢献していきたいと考えています。

★経理を志望する具体的な動機となる経験と経理職になるために努力したこととして取得した資格についてアピールしていることがポイントです。

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