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簿記3級と簿記2級のオススメの勉強方法

2024/01/22

資格情報

簿記3級と簿記2級のオススメの勉強方法

簿記の資格を取得したいと思っている人はいませんか?

簿記は、就職や転職に有利な資格ですし、経理の仕事に就くためには、必須ともいえる資格です。

しかし、経理を経験したことが無い人や、初めて簿記を勉強する人にとっては、簿記の資格を取得するのは難しいと思っているかもしれません。

今回は簿記3級と簿記2級のオススメの勉強方法をご紹介します。

私自身の経験も記載しておりますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

まずは簿記3級から

一般的には、簿記2級の資格を取得していれば、就職や転職に有利になると言われています。しかし、簿記初心者がいきなり簿記2級を取得することは難しいため、まずは簿記3級を取得することから始めましょう。

簿記3級は、基本的な仕訳問題や帳簿記入、決算整理の内容が試験範囲となります。

経理職はもちろんのこと、それ以外の職種のビジネスパーソンも知っておくべき内容となります。簿記の資格を取得したい人は、まずは簿記3級を取得して基礎を固めることをオススメします。

簿記3級と簿記2級の試験内容の違いは?

簿記3級と簿記2級の試験内容には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず簿記3級と2級の違いで、一番大きい違いは、工業簿記があるか無いかです。工業簿記とは、主に製造業が関係する簿記のことで、自社で製品を製造・販売している会社の活動を帳簿に記録することを言います。簿記2級では、この工業簿記が試験範囲として新たに追加されるのです。

一方の簿記3級は、試験範囲が商業簿記のみとなります。商業簿記とは、外部から商品を仕入れて販売する会社の活動を帳簿に記録することです。商業簿記は2級の試験範囲にも入っていますが、2級は新たに工業簿記が加わったので、その分勉強する範囲が増え、取得は大変になると思います。

細かい試験内容については、簿記3級は、大きく分けて3つの問題があります。

1つが仕訳問題、2つ目が商品有高帳や総勘定元帳の作成、そして、3つ目が財務諸表の作成です。

重要なことは、仕訳を間違えずにマスターすることです。仕訳が完璧にできるようになれば、財務諸表の作成まで解くことが出来ます。仕訳を理解することをまずは目指してください。

次に、2級の試験範囲ですが、仕訳問題が同様に出題されますし、それに加えて、原価計算や予定配賦の問題なども出題されます。原価計算や配賦の問題は、慣れていないと難しく感じますが、しっかりと点数を取れるよう、何度も問題を解いてください。

簿記の資格を取得するための勉強時間とは?

未経験者が簿記の取得するためには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

もちろん個人によって差はあると思いますが、一般的には、簿記初学者が資格を取得するためには、100時間以上の勉強時間が必要だと言われています。そのため、遅くても試験の3ヶ月ほど前から勉強を始めるのが良いでしょう。

学生の場合は、勉強時間を確保しやすいと思いますが、社会人は働きながら勉強しないといけないので、勉強時間の確保が難しくなると思います。

出勤前の時間を有効に活用したり、勤務終わりや休日の時間を利用して、試験勉強に励むのが良いでしょう。1分1秒たりとも無駄にしないという意識で勉強に取り組むことが必要です。

勉強方法にはいくつか種類がある

簿記の勉強方法には、専門学校へ通ったり、通信教育を受けたり、あるいは独学というようにいくつか種類があります。では、独学が良いのでしょうか。それとも専門学校に通ったり、通信教育を受けたりするのが良いのでしょうか。

結論を言うと、自分に合った勉強方法を選択することが1番重要だと思います。

専門学校への通学、通信講座、独学、それぞれのメリットとデメリットがありますので、まずはそれらを理解して、それから自分で選択するのが良いでしょう。

通学、通信教育のメリットとデメリット

メリットとしては、プロの講師に教えてもらえるため、効率よく勉強を進めることができることです。また分からない箇所はいつでも質問できるので、理解を深めることができます。

一方のデメリットとしては、お金がかかること、受講時間は時間が拘束されるため、自分のペースで勉強できないという点があります。

独学のメリットとデメリット

独学のメリットとしては、費用を抑えられることです。スクール代はかからないので、テキスト代くらいで済みます。

また自分のペースで勉強することができるので、自分を律することができる人は、独学で進めるのが良いでしょう。

一方、分からないことをすぐに質問できないというデメリットがあります。また受験に関する情報が少ない点もあります。

なお独学の場合は、使用するテキストが重要となります。市販で売られているテキストはいくつかありますが、本屋へ行き、自分に合ったテキストを購入してください。

個人的には、イラストや図が入っていて、問題集が載っているものをオススメします。私は、

『スッキリわかる 日商簿記2級 (TAC出版) (スッキリわかるシリーズ)滝澤 ななみ』を使用していました。

簿記3級と簿記2級のオススメの勉強方法

ここからは私自身の勉強方法となります。

まず簿記3級では、専門学校の講義を半年間受講しました。

専門学校では、専用のテキストがあるので、それをもとに講義を受け、受講後に復習をするという流れでした。講義は分かりやすく、簿記初学者の私でも、スムーズに理解することができました。

講義が終わってからの復習では、指定された演習問題を解き、間違えた問題は分かるまで繰り返し解く、という基本的な学習をやっていました。

試験直前も、専用のテキストをもとに復習していたので、簿記3級の試験は、自信を持って臨むことができ、見事合格を勝ち取ることができました。

次に簿記2級は、専門学校の講義を受けたり、通信教育を受講することなく、独学で合格することができました。

もともと簿記3級の勉強をしっかり行っていたので、基礎はできていました。

商業簿記と工業簿記のそれぞれのテキストを購入し(テキストは先ほどご紹介したものとなります)、出勤前の朝の時間帯や、会社から帰ってきたあとの夜の時間帯、あとは休日を利用して勉強に励みました。

まずがテキストに書かれてある内容を読み、仕訳を理解することに徹しました。仕訳を理解したら、次に演習問題に取り組みました。演習問題で間違えた問題は、なぜ間違えたのかを検証し、復習して理解するという流れでした。

勉強をしていくと、分からない箇所もでてきます。そのような不明点は、インターネットで調べ、自分で解決していきました。

また、インターネットのサイトで過去問を何問か見つけることができますので、試験前には過去問を解くことをオススメします。過去問を解いておけば、試験内容の傾向をつかむことができます。

独学なので、かかった費用はテキスト代くらいです。

勉強期間は、約3ヶ月でした。

さいごに

ここまで簿記の資格取得のための勉強方法について、ご紹介してきました。

簿記2級を取得すると、転職の際にも、堂々とアピールすることができますし、面接官の信頼度は増します。商業簿記と工業簿記があり、範囲が広く、勉強は体験かと思いますが、ぜひチャレンジしてみることをオススメします。

いきなり簿記2級の資格を取得することは難しいので、まずは簿記3級の基礎知識をしっかりと習得して、そのうえで2級に挑戦してください。

多くの方が、簿記を取得して、より良いキャリアを歩まれることを願っています。

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